南の島 ジープ島ダイビング情報

粕谷健治

エコダイバーであり、ドルフィンガイドの経験も持つ、ジープ島スタッフ 粕谷のページです。

水は巡る

水は地球上を循環している。海から蒸発し、雲になり、雨となり、川となり、海に帰る。
この循環の中で、空気を浄化し、川を浄化する。また、山で浄化され、山から養分をもらい、海に返す。
人の体の中での水の循環は主に血液を介して行われ、養分は小腸や肝臓、再利用できるものは腎臓から受け取り、老廃物は肝臓で吸い上げられず、そのまま尿として排出される。

水が人の体を循環しているのです。全ての生き物の体でも循環が行われています。
地球上の生き物全てが自然の一部なのです。
水が、汚染されていれば、生き物の体が健康に保たれるわけがない。
だからこそ、水を綺麗に保たなければいけない。

 

私の願い

多くの人がダイバーになり、海の中の現状を見、理解することを。
スクーバダイバーが海と人類とのインタープリタになることを。
それが、海を川を水を綺麗にすることを。

 ○SOTOKOTO2002年9月号  ○取材して頂いた要約版 

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kasuya@jeepisland.info

海と人類とのインタープリタ

1996年1月〜3月の阪神大震災の復旧作業(水中作業)を手伝ったとき、
神戸港を潜った。透視度は悪いと10cm。水深10mのところでの昼間の
作業にもかかわらず水中ライトが必要だ。
3月になると、水温が上がり異臭がし、透明度はより一層悪くなった。

1998年4月モルジブに行ったとき、水上飛行機から環礁の様子が良く見えた。
驚いたことに環礁の真中に、赤潮が発生していた。
サンゴや貝殻が多く打ち上げられているが、それは生き物の死骸だ。

1999年5月に葛西臨海公園を潜る許可をもらいに管理事務所に行った。
事務所の言うことは
「葛西沖の水質は人間が入っても良いという水質の基準に達していないため許可できない」とのことだ。

2001年6月ミクロネシア連邦チューク州キミシマ環礁を潜ったとき、初めて海の真の青さを知った。
浮遊物が一切ない海。
この海が世界の海につながっている、東京湾に、神戸港につながっていると考えたとき、確信した。
人々に最高にきれいな海を見てもらうこと、汚れた海を見てもらうこと、ともに必要且つ、重要だと。

多くの方に、ダイバーになって自分の目で、海中がどのような状況かを確かめてほしい。
表面をみるのではなく、中味を見てほしい。水面を見るのではなく、水中を見てほしい。

苦しんでいる海の姿と、すばらしい海の姿を多くの人に伝えてほしい。
それが、私が考える、海と人類とのインタープリタ。

人類も自然の一部であることを忘れないで欲しい。
海を愛する人に、海と人類とのインタープリタになってもらいたい。

2100年東京湾全域でスクーバダイビングが楽しめますように!

東京ダイビングセンター 代表
世界海洋ボランティア協会 東京支部長

粕谷 健治


何故ジープ島に

今まで、仕事として、遊びとしていろいろな海を潜ってきた。
東京湾、神戸港、相模湾、相模灘、伊勢湾、熊野灘、紀伊水道、東シナ海、太平洋、南シナ海、フィリピン海、
スルー海、アンダマン海、マラッカ海峡、インド洋、カリブ海など。
まだまだ、潜っていない海のほうが多いが、これはまだまだ潜る海があるということで、大変楽しい事だ。

ジープ島に始めて5日間滞在した時は今までの海の経験と大きな違いがあった。
何が違ったかというと、海で潜るということは多かれ少なかれストレスがあり疲れることで、東京に帰ってくるとすぐに休みたくなり、早く布団に潜りたい、という気になるのだが、ジープ島から成田に帰ってきた時は、ジープ島に行きたいと感じ、このまますぐに飛行機で折り返したいと思った。そんなことは初めての体感で、身体は疲れているのだろうが精神が元気になったのだろう。

ジープ島のハウスリーフを潜り、沈船を潜り、キミシマを潜り、夜を徹して吉田氏と多くを語り合いすっかりジープにはまって、今ではボランティアスタッフになっている。
ジープ島のすばらしさは、話してもなかなか伝わりにくい。是非、皆さんも、体験して、体感して頂きたい。

 


イルカについて

1996〜98年まで三宅島をベースに御蔵島のドルフィンスイムのガイド達を育て、また、自分自身もガイドをしていました。イルカに興味がある方は何でも相談、ご質問ください。

イルカには構成パターンの違うグループが数種類あり、シーズンによって行動が違います。特に、交尾、出産、子育てなどの繁殖活動に関しては観察には注意が必要です。
食事中(捕食中)などは人間の姿は眼中にないようです。以前、スノーケラーの方が水面で休息をしていると、その背後にイルカから逃げてきたトビウオが着水したのですが、その瞬間、水中から水面にイルカが勢い良く飛び出し、そのトビウオを食べました。人の1mほど後ろでです。(イルカはトビウオが大好きですし、飛んでいるトビウオを泳ぎながら追跡できます。)
ドルフィンスイムを始めた頃(1993)イルカに威嚇されたことがあり、これはイルカの生態を無視した私の行動が原因でした。イルカは頭がよく、かわいい生き物で私も大好きですが、この時は怖かったですよ。

故ジャック T.モイヤー先生とある国のイルカを調査に行った時(なんと、そこは一年間で7種類のイルカ・クジラ類が見れる)、そのドルフィンサイトを日本に紹介するか、しないかで悩み、モイヤー先生の判断で中止することになりました。その理由は、日本の方はまだ、イルカについての知識・学習が不足しているため、ということで、それは、見ているイルカの種類やその生態がわからないような状態ではイルカの環境や安全、人の安全を守れない、ということです。

ジープ島周辺のイルカは野生であることを忘れないで下さい。

イルカとスクーバダイビング

イルカがスクーバダイビングの泡や音を嫌がる、という人がいますが私はそのようなイルカの行動パターンは一度も見たことがありません。むしろ、近づいてくるか無視されることのほうが多かったです。
テレビ用の撮影をしているとタレント(スノーケリング)より私(スクーバ)に近づいてしまい良い映像が撮れず、最終的には私もスノーケリングで撮影をしました。(御蔵島のイルカたち)
ジープ島のハウスリーフや富士川丸でもスクーバの最中にイルカたちが遊びにくることが多々あります。一度、ハウスリーフで潜っているといきなり横にイルカがあらわれ驚いたことがあります。そのイルカはしばらく横についていたのですが、その後、仲間が迎えにきてそろって2頭で沖に消えていきました。

もし、イルカがスクーバの泡や音が嫌いなら、耳の良いイルカは最初から遊びに来ないですし、スクーバダイバーから離れるとしたらそのダイバーの水中へのエントリーの仕方が悪く、イルカを驚かしたのかもしれません。
私はイルカがスクーバダイビングの泡や音を嫌いだとは思いません。
遊びたい時と、遊びたくない時があるのだと思っています。

粕谷 健治

 

イルカたちのビデオ(ストリーミング配信・ブロードバンド対応です)

富士川丸のイルカ(500k 1:11)

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